karrimor beaufort 3L jkt review 

「karrimor beaufort 3L jkt」登山用品メーカー、カリマーの3レイヤーレインジャケット「ビューフォート3Lジャケット」Silver Gray を通販サイトで購入しました。

 耐水圧15,000mm /透湿50,000mm/本体180g というのがどういうことかと言いますと、まず耐水圧の方は普通に雨の降る山道を一日歩き回っても衣服内に雨が進入して来る事はまず無いという事。しかし山歩きをなさる方の全員にとって、大敵は「雨水」ではなく自分の体から分泌される「汗」だというのは周知の事実。これに対処する機能指標が「 透湿 」の数値……これが50.000mmというのは、まぁ現在全ての選択肢の中でも頂上レベルであることは間違いありません。重さ180gと言うのは、小さく畳むと手のひらサイズなので、シルバーの製品であればコンビニ袋と間違えかねないので要注意と言うくらいのコンパクトさです。

 畳んだサイズはしかし、さほどはどうでもよくて、やはり通販では着たサイズ感が一番の悩み所です。メーカーによってはヨーロッパのMサイズが体幹周りはちょうど良くても、脇から二の腕周りがとても窮屈だったり、Sサイズが妙に巨大だったりと、本当に油断もすきもありません。

 此方の都合も問題になります。例えば荷物がミニマムなファストハイクで、おにぎり休憩のみを予定している場合と、がっつりストーブを焚いて一時間くらいは昼休憩を予定している雪山とでは、当然装備が違うのは当たり前ですから、どのような使い方をするのかイメージを固めるのがまず第一です。

 僕の場合、雪山の頂上である程度の寒風に吹かれ、あるいは雨に近い霙に降られ、それでもサーモスのお湯からスープやコーヒーを準備してしばし温まろうという気分のシーンを想定しています。

 参考までに、気温が摂氏零度(あるいはマイナス、)の標高2000m以下クラスの雪山での僕の衣服装備は、まずファイントラックのお馴染み半そで下着、そしてアイスブレーカー*Icebreakerの中厚メリノウール、そして一番上に高機能のウィンドシェルで、思い切って外に飛び出します。あまりに寒ければ首にヤク毛のマフラーをぐるぐる巻いておきます。手と首が各種厚手ウールで保温されていれば大概の登りシーンはそれで十分だと思っているのです。(西日本ならねw)

 今回購入した「karrimor beaufort 3L jkt」は頂上での休憩シーン、そしてスノーシューで森の中を遊びながら下りてくるようなシーンをイメージしていました。ザックの中にはダウン、フリースやインサレーションが入っていて、そのどれか、あるいは全てを着込んだ上からこのレインジャケットで包み込むような感じです。

 ですから選択したサイズは思い切って「L」。

 これは袋を開けた瞬間に、「あ、大きすぎたな……」と思いましたがしかし、中にダウンその他を入れる事を考えると、今回はこのサイズでフィールドに出てみようと思いました。そもそも今までに購入したあらゆるアイテムが、シルエットを気にするあまりジャストサイズ過ぎるものが多く、空気の層を感じる事があまり無かったというのもあります。(ちなみに僕の身長は173cm、ご覧のような体型です。)

 さて、これほどごたくを並べておいて、まだ実際に使用していないというはいかがなものか……とは思うのですが、使用所感などはネット上のどこを見てもどうせ主観的な話が多くなるし、十人十色千差万別の体型や行動パターンの中で他人様の主観からイメージするのはかえって紛らわしいかなとも思います。

 というわけで3月の行動が楽しみです……(もう西日本の雪山は終わりそうですが……w)(文/城代トシフミ)